"のこる" meaning in 日本語

See のこる in All languages combined, or Wiktionary

Verb

IPA: [no̞ko̞ɾɯ̟ᵝ]
Forms: 残る [kanji], 遺る [kanji], のこ, ら, , り, っ, , , , , のこらない, 未然形 + ない, のころう, 未然形音便 + う, のこります, 連用形 + ます, のこった, 連用形音便 + た, のこる, 終止形のみ, のこること, 連体形 + こと, のこれば, 仮定形 + ば, のこれ, 命令形のみ
  1. 全体のうち一部が無くならないでいる。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-KB4PYJYR
  2. ある場所に留まる。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-Qj0QFHjT
  3. 一部の成員が死んだ後も生き続ける。死に後れる。死に残る。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-JpXgTUhs
  4. そのまま存在し続ける。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-L1Do8Pto
  5. 結果として生じた物事がそのままの状態で留まる。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-fykZn5a0
  6. 後世に伝わる。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-vVWTJDDM
  7. 決められた距離や時間の一部が余る。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-r80TQ3x~
  8. 他が列挙されたあと、まだ言及されていない。残余となる。のこりの。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-M5UJFzQ4
  9. 相撲や将棋で相手の攻めを堪えることができている。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-tw7QnqR3
  10. 動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-K8CkOH-I
  11. 動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。
    存在し続けて、前に付いた動詞の表す動作を行う。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-XWPMcGzr
  12. 動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。
    前に付いた動詞の表す動作によって全てが失われることなく、一部が存在し続ける。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-kzAiOk60
  13. (「のこらず」の形で副詞的に)すべて。ほとんどすべて。
    Sense id: ja-のこる-ja-verb-8bZT8Alv
The following are not (yet) sense-disambiguated
Translations (語義1): pozostawać [imperfective] (ポーランド語), pozostać [perfective] (ポーランド語), lìkti (リトアニア語), remain (英語), be (英語), left (英語) Translations (語義2): pozostawać [imperfective] (ポーランド語), pozostać [perfective] (ポーランド語), lìkti (リトアニア語), stay (英語)
Categories (other): 日本語, 日本語 動詞, 日本語 動詞 ラ五, 日本語 国際音声記号あり Derived forms: 残り, 残す, 残らず, 生き残る, 売れ残る, 勝ち残る, 枯れ残る, 消え残る, 朽ち残る, 咲き残る, 死に残る, 焼け残る
{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 動詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 動詞 ラ五",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 国際音声記号あり",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "collocations": [
    {
      "word": "心に残る"
    },
    {
      "word": "念が残る"
    },
    {
      "word": "耳に残る"
    },
    {
      "word": "残る鴨"
    },
    {
      "word": "残る隈なく"
    },
    {
      "word": "残る寒さ"
    },
    {
      "word": "残る雪"
    }
  ],
  "derived": [
    {
      "word": "残り"
    },
    {
      "word": "残す"
    },
    {
      "word": "残らず"
    },
    {
      "word": "生き残る"
    },
    {
      "word": "売れ残る"
    },
    {
      "word": "勝ち残る"
    },
    {
      "word": "枯れ残る"
    },
    {
      "word": "消え残る"
    },
    {
      "word": "朽ち残る"
    },
    {
      "word": "咲き残る"
    },
    {
      "word": "死に残る"
    },
    {
      "word": "焼け残る"
    }
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "残る",
      "tags": [
        "kanji"
      ]
    },
    {
      "form": "遺る",
      "tags": [
        "kanji"
      ]
    },
    {
      "form": "のこ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "語幹"
      ]
    },
    {
      "form": "ら",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "未然形"
      ]
    },
    {
      "form": "ろ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "未然形"
      ]
    },
    {
      "form": "り",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連用形"
      ]
    },
    {
      "form": "っ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連用形"
      ]
    },
    {
      "form": "る",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "終止形"
      ]
    },
    {
      "form": "る",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連体形"
      ]
    },
    {
      "form": "れ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "仮定形"
      ]
    },
    {
      "form": "れ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "命令形"
      ]
    },
    {
      "form": "のこらない",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "否定"
      ]
    },
    {
      "form": "未然形 + ない",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "否定"
      ]
    },
    {
      "form": "のころう",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "意志・勧誘"
      ]
    },
    {
      "form": "未然形音便 + う",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "意志・勧誘"
      ]
    },
    {
      "form": "のこります",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "丁寧"
      ]
    },
    {
      "form": "連用形 + ます",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "丁寧"
      ]
    },
    {
      "form": "のこった",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "過去・完了・状態"
      ]
    },
    {
      "form": "連用形音便 + た",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "過去・完了・状態"
      ]
    },
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "言い切り"
      ]
    },
    {
      "form": "終止形のみ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "言い切り"
      ]
    },
    {
      "form": "のこること",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "名詞化"
      ]
    },
    {
      "form": "連体形 + こと",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "名詞化"
      ]
    },
    {
      "form": "のこれば",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "仮定条件"
      ]
    },
    {
      "form": "仮定形 + ば",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "仮定条件"
      ]
    },
    {
      "form": "のこれ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "命令"
      ]
    },
    {
      "form": "命令形のみ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "命令"
      ]
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "phrases": [
    {
      "word": "枝は枯れても根は残る"
    }
  ],
  "pos": "verb",
  "pos_title": "動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(梶井基次郎『過古』)",
          "text": "一軒二軒、昔と変わらない家が、新しい家に挟まれて残っていた。"
        },
        {
          "ref": "(苦難の或人に贈る)』)",
          "ruby": [
            [
              "櫃",
              "ひつ"
            ]
          ],
          "text": "下宿の夕飯がお櫃に残れば、それでこっそり握りめしを作って置いて深夜の仕事の空腹に備えた。(太宰治『東京八景"
        }
      ],
      "glosses": [
        "全体のうち一部が無くならないでいる。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-KB4PYJYR"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(原民喜『虹』)",
          "text": "彼は一人印刷屋に残って、少年工に目次を組ませていた。"
        },
        {
          "ref": "(梶井基次郎『雪後』)",
          "text": "行一が大学へ残るべきか、それとも就職すべきか迷っていたとき、彼に研究を続けてゆく願いと、生活の保証と、その二つが不充分ながら叶えられる位置を与えてくれたのは、彼の師事していた教授であった。"
        },
        {
          "ref": "(長谷川伸『沓掛時次郎 三幕十場』)",
          "text": "しかし頼む力の親分は召捕りになり、どうで遠島は免かれまいと立つ噂に、身内は残らず散って、残るは三蔵ただ一人きりである。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "ある場所に留まる。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-Qj0QFHjT"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(宮本百合子『日は輝けり』)",
          "ruby": [
            [
              "同胞",
              "きょうだい"
            ]
          ],
          "text": "多勢生れた同胞も、皆早く死んで自分と遺ったただ一人の姉のお咲^((さき))も決して楽な生活はしていない。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "一部の成員が死んだ後も生き続ける。死に後れる。死に残る。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-JpXgTUhs"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(佐左木俊郎『荒雄川のほとり ――私の郷土を語る――』)",
          "text": "後に、伊達政宗の最初の居城、臥牛の城閣がこの丘の上に組まれ、当時の城閣を偲ばせる本丸の地形や城郭の跡が今でも残っている。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "そのまま存在し続ける。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-L1Do8Pto"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(太宰治『善蔵を思う』)",
          "ruby": [
            [
              "痕",
              "あと"
            ]
          ],
          "text": "手術したって痕が残る。"
        },
        {
          "ref": "(夢野久作『近眼芸妓と迷宮事件』)",
          "text": "ずいぶん古い話だがこの事件ばっかりは、どうしても忘れられない変テコな印象がハッキリ残っているんだよ。"
        },
        {
          "ref": "(太宰治『正義と微笑』)",
          "text": "誰も読んでくれない日記なんだもの、気取って書いてみたって、淋しさが残るばかりだ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "結果として生じた物事がそのままの状態で留まる。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-fykZn5a0"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(片岡義男『波乗りの島』)",
          "text": "このスタジオでは、これまでに数多くの歴史に残る名演奏が録音されてきた。"
        },
        {
          "ref": "(宮本百合子『わからないこと』)",
          "text": "美術史に遺っている著名な女流画家――ロザ・ボンヌールは何を描いた?一生、動物を描き通し、傑作は馬だ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "後世に伝わる。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-vVWTJDDM"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(坂口安吾『狼園』)",
          "text": "約束の場所へ出向く時間、多少の準備、それらの空費を差引くと、残る時間は多いものではないのであった。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "決められた距離や時間の一部が余る。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-r80TQ3x~"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石『変な音』)",
          "text": "一人は食道癌であった。一人は胃癌であった、残る一人は胃潰瘍であった。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "他が列挙されたあと、まだ言及されていない。残余となる。のこりの。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-M5UJFzQ4"
    },
    {
      "glosses": [
        "相撲や将棋で相手の攻めを堪えることができている。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-tw7QnqR3"
    },
    {
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-K8CkOH-I"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(泉鏡花『小春の狐』)",
          "ruby": [
            [
              "傍",
              "かたわら"
            ]
          ],
          "text": "傍の木納屋、苫屋の袖には、しおらしく嫁菜の花が咲残る。"
        },
        {
          "ref": "(田中英光『野狐』)",
          "text": "私は持ってきた一升瓶を飲み、女給たちは店のビールを飲む。そして結局、看板まで私は居残ることになった。"
        },
        {
          "ref": "(柳宗悦『手仕事の日本』)",
          "text": "惜しいことに仕事が絶えましたが、工人たちは今も生き残っているのです。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。",
        "存在し続けて、前に付いた動詞の表す動作を行う。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-XWPMcGzr"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(坂口安吾『吝嗇神の宿 人生オペラ 第二回』)",
          "text": "焼け残った侘しい長屋が並んでいる。"
        },
        {
          "ref": "(横光利一『旅愁』)",
          "ruby": [
            [
              "萎",
              "しな"
            ]
          ],
          "text": "売れ残った青物の萎びたのが荷車の上で崩れている。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。",
        "前に付いた動詞の表す動作によって全てが失われることなく、一部が存在し続ける。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-kzAiOk60"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(長谷川伸『沓掛時次郎 三幕十場』)",
          "text": "しかし頼む力の親分は召捕りになり、どうで遠島は免かれまいと立つ噂に、身内は残らず散って、残るは三蔵ただ一人きりである。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(「のこらず」の形で副詞的に)すべて。ほとんどすべて。"
      ],
      "id": "ja-のこる-ja-verb-8bZT8Alv"
    }
  ],
  "sounds": [
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "東京式"
      ],
      "roman": "[nòkóꜜrù]",
      "tags": [
        "Nakadaka"
      ]
    },
    {
      "ipa": "[no̞ko̞ɾɯ̟ᵝ]"
    },
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "京阪式"
      ],
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    }
  ],
  "translations": [
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "remain"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "be"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "left"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義1",
      "tags": [
        "imperfective"
      ],
      "word": "pozostawać"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義1",
      "tags": [
        "perfective"
      ],
      "word": "pozostać"
    },
    {
      "lang": "リトアニア語",
      "lang_code": "lt",
      "sense": "語義1",
      "word": "lìkti"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義2",
      "word": "stay"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義2",
      "tags": [
        "imperfective"
      ],
      "word": "pozostawać"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義2",
      "tags": [
        "perfective"
      ],
      "word": "pozostać"
    },
    {
      "lang": "リトアニア語",
      "lang_code": "lt",
      "sense": "語義2",
      "word": "lìkti"
    }
  ],
  "word": "のこる"
}
{
  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 動詞",
    "日本語 動詞 ラ五",
    "日本語 国際音声記号あり"
  ],
  "collocations": [
    {
      "word": "心に残る"
    },
    {
      "word": "念が残る"
    },
    {
      "word": "耳に残る"
    },
    {
      "word": "残る鴨"
    },
    {
      "word": "残る隈なく"
    },
    {
      "word": "残る寒さ"
    },
    {
      "word": "残る雪"
    }
  ],
  "derived": [
    {
      "word": "残り"
    },
    {
      "word": "残す"
    },
    {
      "word": "残らず"
    },
    {
      "word": "生き残る"
    },
    {
      "word": "売れ残る"
    },
    {
      "word": "勝ち残る"
    },
    {
      "word": "枯れ残る"
    },
    {
      "word": "消え残る"
    },
    {
      "word": "朽ち残る"
    },
    {
      "word": "咲き残る"
    },
    {
      "word": "死に残る"
    },
    {
      "word": "焼け残る"
    }
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "残る",
      "tags": [
        "kanji"
      ]
    },
    {
      "form": "遺る",
      "tags": [
        "kanji"
      ]
    },
    {
      "form": "のこ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "語幹"
      ]
    },
    {
      "form": "ら",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "未然形"
      ]
    },
    {
      "form": "ろ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "未然形"
      ]
    },
    {
      "form": "り",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連用形"
      ]
    },
    {
      "form": "っ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連用形"
      ]
    },
    {
      "form": "る",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "終止形"
      ]
    },
    {
      "form": "る",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "連体形"
      ]
    },
    {
      "form": "れ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "仮定形"
      ]
    },
    {
      "form": "れ",
      "raw_tags": [
        "ラ行五段活用",
        "命令形"
      ]
    },
    {
      "form": "のこらない",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "否定"
      ]
    },
    {
      "form": "未然形 + ない",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "否定"
      ]
    },
    {
      "form": "のころう",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "意志・勧誘"
      ]
    },
    {
      "form": "未然形音便 + う",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "意志・勧誘"
      ]
    },
    {
      "form": "のこります",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "丁寧"
      ]
    },
    {
      "form": "連用形 + ます",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "丁寧"
      ]
    },
    {
      "form": "のこった",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "過去・完了・状態"
      ]
    },
    {
      "form": "連用形音便 + た",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "過去・完了・状態"
      ]
    },
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "言い切り"
      ]
    },
    {
      "form": "終止形のみ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "言い切り"
      ]
    },
    {
      "form": "のこること",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "名詞化"
      ]
    },
    {
      "form": "連体形 + こと",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "名詞化"
      ]
    },
    {
      "form": "のこれば",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "仮定条件"
      ]
    },
    {
      "form": "仮定形 + ば",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "仮定条件"
      ]
    },
    {
      "form": "のこれ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "語形",
        "命令"
      ]
    },
    {
      "form": "命令形のみ",
      "raw_tags": [
        "各活用形の基礎的な結合例",
        "結合",
        "命令"
      ]
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "phrases": [
    {
      "word": "枝は枯れても根は残る"
    }
  ],
  "pos": "verb",
  "pos_title": "動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(梶井基次郎『過古』)",
          "text": "一軒二軒、昔と変わらない家が、新しい家に挟まれて残っていた。"
        },
        {
          "ref": "(苦難の或人に贈る)』)",
          "ruby": [
            [
              "櫃",
              "ひつ"
            ]
          ],
          "text": "下宿の夕飯がお櫃に残れば、それでこっそり握りめしを作って置いて深夜の仕事の空腹に備えた。(太宰治『東京八景"
        }
      ],
      "glosses": [
        "全体のうち一部が無くならないでいる。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(原民喜『虹』)",
          "text": "彼は一人印刷屋に残って、少年工に目次を組ませていた。"
        },
        {
          "ref": "(梶井基次郎『雪後』)",
          "text": "行一が大学へ残るべきか、それとも就職すべきか迷っていたとき、彼に研究を続けてゆく願いと、生活の保証と、その二つが不充分ながら叶えられる位置を与えてくれたのは、彼の師事していた教授であった。"
        },
        {
          "ref": "(長谷川伸『沓掛時次郎 三幕十場』)",
          "text": "しかし頼む力の親分は召捕りになり、どうで遠島は免かれまいと立つ噂に、身内は残らず散って、残るは三蔵ただ一人きりである。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "ある場所に留まる。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(宮本百合子『日は輝けり』)",
          "ruby": [
            [
              "同胞",
              "きょうだい"
            ]
          ],
          "text": "多勢生れた同胞も、皆早く死んで自分と遺ったただ一人の姉のお咲^((さき))も決して楽な生活はしていない。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "一部の成員が死んだ後も生き続ける。死に後れる。死に残る。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(佐左木俊郎『荒雄川のほとり ――私の郷土を語る――』)",
          "text": "後に、伊達政宗の最初の居城、臥牛の城閣がこの丘の上に組まれ、当時の城閣を偲ばせる本丸の地形や城郭の跡が今でも残っている。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "そのまま存在し続ける。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(太宰治『善蔵を思う』)",
          "ruby": [
            [
              "痕",
              "あと"
            ]
          ],
          "text": "手術したって痕が残る。"
        },
        {
          "ref": "(夢野久作『近眼芸妓と迷宮事件』)",
          "text": "ずいぶん古い話だがこの事件ばっかりは、どうしても忘れられない変テコな印象がハッキリ残っているんだよ。"
        },
        {
          "ref": "(太宰治『正義と微笑』)",
          "text": "誰も読んでくれない日記なんだもの、気取って書いてみたって、淋しさが残るばかりだ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "結果として生じた物事がそのままの状態で留まる。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(片岡義男『波乗りの島』)",
          "text": "このスタジオでは、これまでに数多くの歴史に残る名演奏が録音されてきた。"
        },
        {
          "ref": "(宮本百合子『わからないこと』)",
          "text": "美術史に遺っている著名な女流画家――ロザ・ボンヌールは何を描いた?一生、動物を描き通し、傑作は馬だ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "後世に伝わる。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(坂口安吾『狼園』)",
          "text": "約束の場所へ出向く時間、多少の準備、それらの空費を差引くと、残る時間は多いものではないのであった。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "決められた距離や時間の一部が余る。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石『変な音』)",
          "text": "一人は食道癌であった。一人は胃癌であった、残る一人は胃潰瘍であった。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "他が列挙されたあと、まだ言及されていない。残余となる。のこりの。"
      ]
    },
    {
      "glosses": [
        "相撲や将棋で相手の攻めを堪えることができている。"
      ]
    },
    {
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(泉鏡花『小春の狐』)",
          "ruby": [
            [
              "傍",
              "かたわら"
            ]
          ],
          "text": "傍の木納屋、苫屋の袖には、しおらしく嫁菜の花が咲残る。"
        },
        {
          "ref": "(田中英光『野狐』)",
          "text": "私は持ってきた一升瓶を飲み、女給たちは店のビールを飲む。そして結局、看板まで私は居残ることになった。"
        },
        {
          "ref": "(柳宗悦『手仕事の日本』)",
          "text": "惜しいことに仕事が絶えましたが、工人たちは今も生き残っているのです。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。",
        "存在し続けて、前に付いた動詞の表す動作を行う。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(坂口安吾『吝嗇神の宿 人生オペラ 第二回』)",
          "text": "焼け残った侘しい長屋が並んでいる。"
        },
        {
          "ref": "(横光利一『旅愁』)",
          "ruby": [
            [
              "萎",
              "しな"
            ]
          ],
          "text": "売れ残った青物の萎びたのが荷車の上で崩れている。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "動詞の連用形の後ろに付いて、複合動詞の一部を構成する。",
        "前に付いた動詞の表す動作によって全てが失われることなく、一部が存在し続ける。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(長谷川伸『沓掛時次郎 三幕十場』)",
          "text": "しかし頼む力の親分は召捕りになり、どうで遠島は免かれまいと立つ噂に、身内は残らず散って、残るは三蔵ただ一人きりである。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(「のこらず」の形で副詞的に)すべて。ほとんどすべて。"
      ]
    }
  ],
  "sounds": [
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "東京式"
      ],
      "roman": "[nòkóꜜrù]",
      "tags": [
        "Nakadaka"
      ]
    },
    {
      "ipa": "[no̞ko̞ɾɯ̟ᵝ]"
    },
    {
      "form": "のこる",
      "raw_tags": [
        "京阪式"
      ],
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    }
  ],
  "translations": [
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "remain"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "be"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義1",
      "word": "left"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義1",
      "tags": [
        "imperfective"
      ],
      "word": "pozostawać"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義1",
      "tags": [
        "perfective"
      ],
      "word": "pozostać"
    },
    {
      "lang": "リトアニア語",
      "lang_code": "lt",
      "sense": "語義1",
      "word": "lìkti"
    },
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "sense": "語義2",
      "word": "stay"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義2",
      "tags": [
        "imperfective"
      ],
      "word": "pozostawać"
    },
    {
      "lang": "ポーランド語",
      "lang_code": "pl",
      "sense": "語義2",
      "tags": [
        "perfective"
      ],
      "word": "pozostać"
    },
    {
      "lang": "リトアニア語",
      "lang_code": "lt",
      "sense": "語義2",
      "word": "lìkti"
    }
  ],
  "word": "のこる"
}

Download raw JSONL data for のこる meaning in 日本語 (9.6kB)


This page is a part of the kaikki.org machine-readable 日本語 dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2025-03-01 from the jawiktionary dump dated 2025-02-21 using wiktextract (7c21d10 and f2e72e5). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.

If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.