"たり" meaning in All languages combined

See たり on Wiktionary

Suffix [古典日本語]

  1. 形容的漢語につきタリ活用形容動詞を形成する(助動詞と分けない見解もある)。
    Sense id: ja-たり-unknown-suffix-2J5KcY-h
The following are not (yet) sense-disambiguated

Suffix [古典日本語]

  1. 和語の数詞または不定を表す「いく」に付いて、人数を表す。
    Sense id: ja-たり-unknown-suffix-iW9Ikjso
The following are not (yet) sense-disambiguated

Verb [古典日本語]

  1. (状態の継続)~している。
    Sense id: ja-たり-unknown-verb-hC-At6AI
  2. (動作等の完了後結果の継続)~た、~した。
    Sense id: ja-たり-unknown-verb-QtWJ61e5
The following are not (yet) sense-disambiguated

Verb [古典日本語]

  1. (断定)~である。
    Sense id: ja-たり-unknown-verb-~DmQXxRl
The following are not (yet) sense-disambiguated

Particle [日本語]

Forms: 連用形接続 撥音「ん」またガ行のイ音便に続く時は「だり」となる。するを後置することが多い
  1. (「~たり、~たり」の形で)動作の並列や繰り返しなどをあらわす。
    Sense id: ja-たり-ja-particle-KJ89r1fe
  2. しばしば行うことをあらわす。
    Sense id: ja-たり-ja-particle-aHVoT7Vx
  3. 例示をあらわす。
    Sense id: ja-たり-ja-particle-vrLpASo1
  4. 可能性を表す。
    Sense id: ja-たり-ja-particle-v37DXpSm
  5. (口語的、時に滑稽)事態や状況などを軽く強調する。
    Sense id: ja-たり-ja-particle-4Ble5-8L
The following are not (yet) sense-disambiguated
{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 助詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 助詞_接続助詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "etymology_texts": [
    "「古典日本語 完了の助動詞」より。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "連用形接続 撥音「ん」またガ行のイ音便に続く時は「だり」となる。するを後置することが多い"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "particle",
  "pos_title": "助詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石 『坊っちゃん』)",
          "text": "漢学の先生は蒟蒻版を畳んだり、延ばしたりしてる。"
        },
        {
          "ref": "(格助詞が後置する準体助詞的用法。「たり」のあとに「するの」が省略されているとも考えられる)",
          "text": "行ったり来たりをくりかえす。"
        },
        {
          "ref": "(副詞的用法。「たり」のあとに「して」「しながら」等が省略されているとも考えられる)",
          "text": "歌ったり踊ったり、楽しいひとときを過ごした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(「~たり、~たり」の形で)動作の並列や繰り返しなどをあらわす。"
      ],
      "id": "ja-たり-ja-particle-KJ89r1fe"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石 『行人』)",
          "text": "彼の気にしていた頭も、この頃ではだいぶ危険に逼っているだろうと思って、その地の透いて見えるところを想像したりなどした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "しばしば行うことをあらわす。"
      ],
      "id": "ja-たり-ja-particle-aHVoT7Vx"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(寺田寅彦 『小爆発二件』)",
          "text": "ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "例示をあらわす。"
      ],
      "id": "ja-たり-ja-particle-vrLpASo1"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(トオキイ脚本)』)",
          "text": "女優A あゝあ、誰かあたしを漫画に描いてくれないかなあ。/男優B 漫画の方が美人だつたりしてね。(岸田國士 『喧嘩上手"
        }
      ],
      "glosses": [
        "可能性を表す。"
      ],
      "id": "ja-たり-ja-particle-v37DXpSm"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "text": "まだ半分もできていないのだが、締め切りは実は明日だったりする。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(口語的、時に滑稽)事態や状況などを軽く強調する。"
      ],
      "id": "ja-たり-ja-particle-4Ble5-8L"
    }
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語_助動詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "verb",
  "pos_title": "助動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(万葉集・持統天皇)",
          "text": "春過ぎて夏来たるらし白妙の衣ほしたり天の香具山"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(状態の継続)~している。"
      ],
      "id": "ja-たり-unknown-verb-hC-At6AI"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(竹取物語)",
          "text": "それを昔の契りありけるによりなむ、この世界にはまうで来たりける。"
        },
        {
          "ref": "(清少納言『枕草子』)",
          "text": "冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(動作等の完了後結果の継続)~た、~した。"
      ],
      "id": "ja-たり-unknown-verb-QtWJ61e5"
    }
  ],
  "tags": [
    "auxiliary"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語_助動詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "verb",
  "pos_title": "助動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(『平家物語』)",
          "text": "しかるを忠盛備前守たりし時"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(断定)~である。"
      ],
      "id": "ja-たり-unknown-verb-~DmQXxRl"
    }
  ],
  "tags": [
    "auxiliary"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語_接尾辞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "suffix",
  "pos_title": "接尾辞",
  "senses": [
    {
      "glosses": [
        "形容的漢語につきタリ活用形容動詞を形成する(助動詞と分けない見解もある)。"
      ],
      "id": "ja-たり-unknown-suffix-2J5KcY-h"
    }
  ],
  "tags": [
    "morpheme"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語_助数詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "古典日本語_接尾辞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "suffix",
  "pos_title": "接尾辞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(幾人)があったが、現代語ではほぼ失われている。",
          "text": "みたり(三人)、よたり(四人)、いつたり(五人)、むたり(六人)などと、いくたり"
        },
        {
          "text": "「ひとり」・「ふたり」は、「ひとたり」・「ふたたり」の転と考えられる。ただし、用例は発見されておらず不詳。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "和語の数詞または不定を表す「いく」に付いて、人数を表す。"
      ],
      "id": "ja-たり-unknown-suffix-iW9Ikjso"
    }
  ],
  "tags": [
    "morpheme"
  ],
  "word": "たり"
}
{
  "categories": [
    "古典日本語",
    "古典日本語_助動詞"
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "verb",
  "pos_title": "助動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(万葉集・持統天皇)",
          "text": "春過ぎて夏来たるらし白妙の衣ほしたり天の香具山"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(状態の継続)~している。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(竹取物語)",
          "text": "それを昔の契りありけるによりなむ、この世界にはまうで来たりける。"
        },
        {
          "ref": "(清少納言『枕草子』)",
          "text": "冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(動作等の完了後結果の継続)~た、~した。"
      ]
    }
  ],
  "tags": [
    "auxiliary"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    "古典日本語",
    "古典日本語_助動詞"
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "verb",
  "pos_title": "助動詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(『平家物語』)",
          "text": "しかるを忠盛備前守たりし時"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(断定)~である。"
      ]
    }
  ],
  "tags": [
    "auxiliary"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    "古典日本語",
    "古典日本語_接尾辞"
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "suffix",
  "pos_title": "接尾辞",
  "senses": [
    {
      "glosses": [
        "形容的漢語につきタリ活用形容動詞を形成する(助動詞と分けない見解もある)。"
      ]
    }
  ],
  "tags": [
    "morpheme"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    "古典日本語",
    "古典日本語_助数詞",
    "古典日本語_接尾辞"
  ],
  "lang": "古典日本語",
  "lang_code": "unknown",
  "pos": "suffix",
  "pos_title": "接尾辞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(幾人)があったが、現代語ではほぼ失われている。",
          "text": "みたり(三人)、よたり(四人)、いつたり(五人)、むたり(六人)などと、いくたり"
        },
        {
          "text": "「ひとり」・「ふたり」は、「ひとたり」・「ふたたり」の転と考えられる。ただし、用例は発見されておらず不詳。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "和語の数詞または不定を表す「いく」に付いて、人数を表す。"
      ]
    }
  ],
  "tags": [
    "morpheme"
  ],
  "word": "たり"
}

{
  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 助詞",
    "日本語 助詞_接続助詞"
  ],
  "etymology_texts": [
    "「古典日本語 完了の助動詞」より。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "連用形接続 撥音「ん」またガ行のイ音便に続く時は「だり」となる。するを後置することが多い"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "particle",
  "pos_title": "助詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石 『坊っちゃん』)",
          "text": "漢学の先生は蒟蒻版を畳んだり、延ばしたりしてる。"
        },
        {
          "ref": "(格助詞が後置する準体助詞的用法。「たり」のあとに「するの」が省略されているとも考えられる)",
          "text": "行ったり来たりをくりかえす。"
        },
        {
          "ref": "(副詞的用法。「たり」のあとに「して」「しながら」等が省略されているとも考えられる)",
          "text": "歌ったり踊ったり、楽しいひとときを過ごした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(「~たり、~たり」の形で)動作の並列や繰り返しなどをあらわす。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(夏目漱石 『行人』)",
          "text": "彼の気にしていた頭も、この頃ではだいぶ危険に逼っているだろうと思って、その地の透いて見えるところを想像したりなどした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "しばしば行うことをあらわす。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(寺田寅彦 『小爆発二件』)",
          "text": "ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "例示をあらわす。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(トオキイ脚本)』)",
          "text": "女優A あゝあ、誰かあたしを漫画に描いてくれないかなあ。/男優B 漫画の方が美人だつたりしてね。(岸田國士 『喧嘩上手"
        }
      ],
      "glosses": [
        "可能性を表す。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "text": "まだ半分もできていないのだが、締め切りは実は明日だったりする。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(口語的、時に滑稽)事態や状況などを軽く強調する。"
      ]
    }
  ],
  "word": "たり"
}

Download raw JSONL data for たり meaning in All languages combined (4.3kB)


This page is a part of the kaikki.org machine-readable All languages combined dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2025-01-05 from the jawiktionary dump dated 2025-01-01 using wiktextract (f889f65 and 8fbd9e8). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.

If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.