"ク語法" meaning in 日本語

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Noun

Forms: くごほう
  1. 古典日本語において上代以前に用いられた、用言の語尾に「く」を伴って名詞化する文法。
    Sense id: ja-ク語法-ja-noun-UejLWlp3 Categories (other): 日本語 文法 Topics: grammar
The following are not (yet) sense-disambiguated
Related terms: ミ語法, 古語法
Categories (other): 日本語, 日本語 名詞 Derived forms: おそるらく, おそらく, おもはく, 思惑, おゆらく, おいらく, いはく, いわく, かたらく, かなしけく, けらく, ありけらく, こひしけく, しく, すらく, たらく, ていたらく, なく, ならく, ねがはく, ねがわく, のたまはく, べからく, すべからく, まく, ちらまく, やすけく, らく, おもへらく, をしけく, うたがふらく, のぞむらく, やすけし, 逆成, をしむらく
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    "平安初期には既に化石化していたため、中古以降は誤用が多発した。\n*#「恐るらく(恐るる+あく)」が「恐る」+終止形接続の接尾辞「らく」と誤認されて誕生した「惜しむらく」「疑ふらく」など\n*#「安けく(安き+あく)」が形容詞の連体形と誤認されて誕生した「安けし」など(形容動詞の語幹「安らか」「明か」の形容詞化からの類推)\n*#「願はく(願ふ+あく)」が形容詞の未然形や連用形と誤認されて誕生した接続助詞「ば」を伴う用法(但し、「願はく」+副助詞・係助詞「は」の濁音化と捉えれば必ずしも誤用ではない)",
    "「恐るらく(恐るる+あく)」が「恐る」+終止形接続の接尾辞「らく」と誤認されて誕生した「惜しむらく」「疑ふらく」など",
    "「安けく(安き+あく)」が形容詞の連体形と誤認されて誕生した「安けし」など(形容動詞の語幹「安らか」「明か」の形容詞化からの類推)",
    "「願はく(願ふ+あく)」が形容詞の未然形や連用形と誤認されて誕生した接続助詞「ば」を伴う用法(但し、「願はく」+副助詞・係助詞「は」の濁音化と捉えれば必ずしも誤用ではない)"
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