"おなじ" meaning in 日本語

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Adjective or Noun

Forms: おんなじ [alternative]
  1. 複数の事物について、その属性の全てに異なる点のない様子。きわめてよく似ていること。同種。同様。
    Sense id: ja-おなじ-ja-adj_noun-1UuxuGcE
  2. 同一物。そのもの。
    Sense id: ja-おなじ-ja-adj_noun-HRHOvA2y
The following are not (yet) sense-disambiguated
Synonyms: ひとしい Related terms: おなじく Translations: gleich (ドイツ語), samme (ブークモール), īdem (ラテン語), тот же (tot že) (ロシア語), same (英語)

Adverb

  1. (「なら」「のであれば」「のだったら」などを伴って)類似した複数の行為や様態について、その中で最も好ましい特定の一つを選択するのが得策であるというニュアンス。どうせ、何にせよ。おなじく、おなじように。
    Sense id: ja-おなじ-ja-adv-2HMxYsrq
  2. (「でも」「のでも」などを伴って)類似した複数の行為や様態について、特定のものは他と異なるというニュアンス。おなじく、おなじように。
    Sense id: ja-おなじ-ja-adv-UA1fMu0b
The following are not (yet) sense-disambiguated

Inflected forms

{
  "antonyms": [
    {
      "word": "ことなる"
    },
    {
      "word": "ちがう"
    }
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  "etymology_texts": [
    "古典日本語より"
  ],
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        "alternative"
      ]
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  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "notes": [
    "「彼と私の携帯電話は同じだ」と言うときは語義1であり、「同じ携帯電話から1時間後にまた電話をかけた」と言うときは語義2である。",
    "一般に連体修飾には語幹「おなじ」が用いられる。形式名詞「の」または「ん」の一部の用法では「おなじな」が用いられる。\n**同じものがいい。同じのがいい。\n**同じなのがいい。\n**その問題とまったく同じなのだ。",
    "同じものがいい。同じのがいい。",
    "同じなのがいい。",
    "その問題とまったく同じなのだ。",
    "古風な文章では連体修飾に「おなじな」「おなじの」が用いられることもある。\n**どの子の顔にも、これという異なった印象は無く、羽根の色の同じな蝶々がひっそり並んで花の枝にとまっているような感じなのですが、でも、ひとり、どういうわけか、忘れられない印象の子がいたのです。(太宰治「東京だより」)\n**九鬼の死後、彼女の苦しんでゐた樣子が、絹子の中にそれまで眠つてゐた女らしい感情を喚び起したのとまつたく同じの心理作用が、今度は、その反作用ででもあるかのやうに起つたのだ。(堀辰雄「聖家族」)",
    "どの子の顔にも、これという異なった印象は無く、羽根の色の同じな蝶々がひっそり並んで花の枝にとまっているような感じなのですが、でも、ひとり、どういうわけか、忘れられない印象の子がいたのです。(太宰治「東京だより」)",
    "九鬼の死後、彼女の苦しんでゐた樣子が、絹子の中にそれまで眠つてゐた女らしい感情を喚び起したのとまつたく同じの心理作用が、今度は、その反作用ででもあるかのやうに起つたのだ。(堀辰雄「聖家族」)",
    "古典日本語での形容詞の「おなじ」を由来とし、形容詞「おなじい」の形で用いられる場合もあるが、現在ではまれ。また、古典日本語での連用形「おなじく」は現在では副詞や接続詞として扱われている。"
  ],
  "pos": "adj_noun",
  "pos_title": "形容動詞",
  "related": [
    {
      "word": "おなじく"
    }
  ],
  "senses": [
    {
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        "複数の事物について、その属性の全てに異なる点のない様子。きわめてよく似ていること。同種。同様。"
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      "id": "ja-おなじ-ja-adj_noun-1UuxuGcE",
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        [
          "似",
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      ]
    },
    {
      "glosses": [
        "同一物。そのもの。"
      ],
      "id": "ja-おなじ-ja-adj_noun-HRHOvA2y"
    }
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    {
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          ],
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          "text": "おなじ阿呆ならおどらにゃ、損損。"
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        "(「なら」「のであれば」「のだったら」などを伴って)類似した複数の行為や様態について、その中で最も好ましい特定の一つを選択するのが得策であるというニュアンス。どうせ、何にせよ。おなじく、おなじように。"
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        "(「でも」「のでも」などを伴って)類似した複数の行為や様態について、特定のものは他と異なるというニュアンス。おなじく、おなじように。"
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  "word": "おなじ"
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    "同じなのがいい。",
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    "どの子の顔にも、これという異なった印象は無く、羽根の色の同じな蝶々がひっそり並んで花の枝にとまっているような感じなのですが、でも、ひとり、どういうわけか、忘れられない印象の子がいたのです。(太宰治「東京だより」)",
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    "古典日本語での形容詞の「おなじ」を由来とし、形容詞「おなじい」の形で用いられる場合もあるが、現在ではまれ。また、古典日本語での連用形「おなじく」は現在では副詞や接続詞として扱われている。"
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