See おかしい in All languages combined, or Wiktionary
{ "categories": [ { "kind": "other", "name": "日本語", "parents": [], "source": "w" }, { "kind": "other", "name": "日本語 国際音声記号あり", "parents": [], "source": "w" }, { "kind": "other", "name": "日本語 形容詞", "parents": [], "source": "w" }, { "kind": "other", "name": "日本語_古典日本語由来", "parents": [], "source": "w" } ], "etymology_texts": [ "古典日本語「をかし」" ], "forms": [ { "form": "可笑しい" } ], "lang": "日本語", "lang_code": "ja", "pos": "adj", "pos_title": "形容詞", "related": [ { "word": "おかしな" } ], "senses": [ { "examples": [ { "ref": "(宮本百合子『高台寺』)", "text": "やんちゃな彼女が、さも尤もらしく桜の枝を上げたり下げたりしているのがおかしく、彼等はひとりでに笑えた。" } ], "glosses": [ "笑いたくなる。おもしろい。滑稽だ。馬鹿らしい。馬鹿馬鹿しい。" ], "id": "ja-おかしい-ja-adj-UMNW8KeM" }, { "examples": [ { "ref": "(佐佐木茂索『ある死、次の死』)", "text": "「あなた!」と不意に背後の障子が開いた。妻は、息をはづませてゐる。「あなた、孝ちやんが死んだのですつて!」思ひきり障子に掴まつた右の手先が、おかしいほど震えてゐた。" }, { "ref": "(小林多喜二『蟹工船』)", "text": "日光の不足と、 炭塵と、有毒ガスを含んだ空気と、温度と気圧の異常とで、眼に見えて身体がおかしくなってゆく。" }, { "ref": "(梅崎春生『凡人凡語』)", "text": "その甚五が一年ほど前から、挙動がおかしくなりました。赤木医師の話では、自分は専門医じゃないし、正式に診察したわけでないからよく判らないけれど、アル中の気もあるようだし、鬱状態が歴然とあらわれているようだとのことでした。" }, { "ref": "(岡本綺堂『恨みの蠑螺』)", "text": "「なんだか空合いがおかしくなって来たな。」と、四郎兵衛は空を仰ぎながら言った。" } ], "glosses": [ "普通ではない。妙だ。異常だ。" ], "id": "ja-おかしい-ja-adj-e2s60dsy" }, { "examples": [ { "ref": "(岡本綺堂『半七捕物帳 猫騒動』)", "text": "「その息子という奴がおかしくねえか」/「でも、その息子というのは近所でも評判の親孝行だそうですぜ」/ 評判の孝行息子が親殺しの大罪を犯そうとは思われないので、半七も少し迷った。" }, { "ref": "(宮沢賢治『どんぐりと山猫』)", "text": "「栗の木、栗の木、やまねこがここを通らなかったかい。」とききました。栗の木はちょっとしずかになって、/「やまねこなら、けさはやく、馬車でひがしの方へ飛んで行きましたよ。」と答えました。/「東ならぼくのいく方だねえ、おかしいな、とにかくもっといってみよう。栗の木ありがとう。」" } ], "glosses": [ "怪しい。不審だ。変だ。" ], "id": "ja-おかしい-ja-adj-1re37QZB" }, { "examples": [ { "ref": "(戸坂潤『社会時評』)", "text": "どの国とどの国とに対しては文化交換をやるが、他の国とは文化交換をしないというような態度は、対手が大使や公使を交換している国である以上、一寸おかしいだろう。" }, { "ref": "(夏目漱石『野分』)", "text": "「平生(ふだん)ですら、そうなら病気の時はなおさらだ。病気の時に友達が世話をするのは、誰から云ったっておかしくはないはずだ」" } ], "glosses": [ "つじつまが合わない。筋違いだ。まちがっている。不合理だ。正しくない。" ], "id": "ja-おかしい-ja-adj-vcam-2wy" }, { "examples": [ { "ref": "(鶴岡雄二『45回転の夏』)", "text": "この学校のことだ、いまなら、ボードセイリングやサーフィンどころか、スキューバ・クラブぐらいあっても、おかしくない。" } ], "glosses": [ "(「してもおかしくない」などの形で)することは不自然ではない。十分に可能性がある。" ], "id": "ja-おかしい-ja-adj-vQTQQrh8" } ], "sounds": [ { "form": "おかしい", "raw_tags": [ "東京式" ], "roman": "[òkáshíꜜì]", "tags": [ "Nakadaka" ] }, { "ipa": "[o̞ka̠ɕiː]" }, { "form": "おかしー", "raw_tags": [ "京阪式" ], "tags": [ "Atamadaka" ] } ], "translations": [ { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "funny" }, { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "strange" }, { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "improper" }, { "lang": "中国語", "lang_code": "zh", "word": "好笑" }, { "lang": "朝鮮語", "lang_code": "ko", "word": "우습다" }, { "lang": "朝鮮語", "lang_code": "ko", "word": "이상하다" } ], "word": "おかしい" }
{ "categories": [ "日本語", "日本語 国際音声記号あり", "日本語 形容詞", "日本語_古典日本語由来" ], "etymology_texts": [ "古典日本語「をかし」" ], "forms": [ { "form": "可笑しい" } ], "lang": "日本語", "lang_code": "ja", "pos": "adj", "pos_title": "形容詞", "related": [ { "word": "おかしな" } ], "senses": [ { "examples": [ { "ref": "(宮本百合子『高台寺』)", "text": "やんちゃな彼女が、さも尤もらしく桜の枝を上げたり下げたりしているのがおかしく、彼等はひとりでに笑えた。" } ], "glosses": [ "笑いたくなる。おもしろい。滑稽だ。馬鹿らしい。馬鹿馬鹿しい。" ] }, { "examples": [ { "ref": "(佐佐木茂索『ある死、次の死』)", "text": "「あなた!」と不意に背後の障子が開いた。妻は、息をはづませてゐる。「あなた、孝ちやんが死んだのですつて!」思ひきり障子に掴まつた右の手先が、おかしいほど震えてゐた。" }, { "ref": "(小林多喜二『蟹工船』)", "text": "日光の不足と、 炭塵と、有毒ガスを含んだ空気と、温度と気圧の異常とで、眼に見えて身体がおかしくなってゆく。" }, { "ref": "(梅崎春生『凡人凡語』)", "text": "その甚五が一年ほど前から、挙動がおかしくなりました。赤木医師の話では、自分は専門医じゃないし、正式に診察したわけでないからよく判らないけれど、アル中の気もあるようだし、鬱状態が歴然とあらわれているようだとのことでした。" }, { "ref": "(岡本綺堂『恨みの蠑螺』)", "text": "「なんだか空合いがおかしくなって来たな。」と、四郎兵衛は空を仰ぎながら言った。" } ], "glosses": [ "普通ではない。妙だ。異常だ。" ] }, { "examples": [ { "ref": "(岡本綺堂『半七捕物帳 猫騒動』)", "text": "「その息子という奴がおかしくねえか」/「でも、その息子というのは近所でも評判の親孝行だそうですぜ」/ 評判の孝行息子が親殺しの大罪を犯そうとは思われないので、半七も少し迷った。" }, { "ref": "(宮沢賢治『どんぐりと山猫』)", "text": "「栗の木、栗の木、やまねこがここを通らなかったかい。」とききました。栗の木はちょっとしずかになって、/「やまねこなら、けさはやく、馬車でひがしの方へ飛んで行きましたよ。」と答えました。/「東ならぼくのいく方だねえ、おかしいな、とにかくもっといってみよう。栗の木ありがとう。」" } ], "glosses": [ "怪しい。不審だ。変だ。" ] }, { "examples": [ { "ref": "(戸坂潤『社会時評』)", "text": "どの国とどの国とに対しては文化交換をやるが、他の国とは文化交換をしないというような態度は、対手が大使や公使を交換している国である以上、一寸おかしいだろう。" }, { "ref": "(夏目漱石『野分』)", "text": "「平生(ふだん)ですら、そうなら病気の時はなおさらだ。病気の時に友達が世話をするのは、誰から云ったっておかしくはないはずだ」" } ], "glosses": [ "つじつまが合わない。筋違いだ。まちがっている。不合理だ。正しくない。" ] }, { "examples": [ { "ref": "(鶴岡雄二『45回転の夏』)", "text": "この学校のことだ、いまなら、ボードセイリングやサーフィンどころか、スキューバ・クラブぐらいあっても、おかしくない。" } ], "glosses": [ "(「してもおかしくない」などの形で)することは不自然ではない。十分に可能性がある。" ] } ], "sounds": [ { "form": "おかしい", "raw_tags": [ "東京式" ], "roman": "[òkáshíꜜì]", "tags": [ "Nakadaka" ] }, { "ipa": "[o̞ka̠ɕiː]" }, { "form": "おかしー", "raw_tags": [ "京阪式" ], "tags": [ "Atamadaka" ] } ], "translations": [ { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "funny" }, { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "strange" }, { "lang": "英語", "lang_code": "en", "word": "improper" }, { "lang": "中国語", "lang_code": "zh", "word": "好笑" }, { "lang": "朝鮮語", "lang_code": "ko", "word": "우습다" }, { "lang": "朝鮮語", "lang_code": "ko", "word": "이상하다" } ], "word": "おかしい" }
Download raw JSONL data for おかしい meaning in 日本語 (4.3kB)
This page is a part of the kaikki.org machine-readable 日本語 dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2024-11-06 from the jawiktionary dump dated 2024-10-20 using wiktextract (fbeafe8 and 7f03c9b). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.
If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.