"役不足" meaning in 日本語

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Noun

IPA: [ja̠kɯ̟ᵝbɯ̟ᵝso̞kɯ̟ᵝ] Forms: やくぶそく
  1. 役柄がそれを演じる役者の格や力量を下回ること。また、役者がそれに不満を感じること。
    Sense id: ja-役不足-ja-noun-VYk2QmHs
  2. 1. より派生して、与えられた役職や役割が当人の能力からすれば軽すぎること。
    Sense id: ja-役不足-ja-noun-76W-iPiA
The following are not (yet) sense-disambiguated
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    "役目に対して、その人の能力が足りないことという逆の意味で用いることがあるが「力不足」と混用した誤用。著名な文学作品にも見られるので注意。基本的に人を主語にとる表現は誤用。\n*: (誤用の例)\n*:: 果然、下男とおぼしき若いやっこが飛び出してきて武者ぶりつこうとしたのを、相手になるような名人ではない。\n*:: 「おまえなんざ役不足だ。用のすむまで、ゆっくり涼んでいろい」\n*:: ダッと、あっさり草香の当て身をかまして寝かしておくと、声をたよりに奥座敷を目ざしました。(佐々木味津三『右門捕物帖 子持ちすずり』)",
    "(誤用の例)\n*:: 果然、下男とおぼしき若いやっこが飛び出してきて武者ぶりつこうとしたのを、相手になるような名人ではない。\n*:: 「おまえなんざ役不足だ。用のすむまで、ゆっくり涼んでいろい」\n*:: ダッと、あっさり草香の当て身をかまして寝かしておくと、声をたよりに奥座敷を目ざしました。(佐々木味津三『右門捕物帖 子持ちすずり』)",
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    "果然、下男とおぼしき若いやっこが飛び出してきて武者ぶりつこうとしたのを、相手になるような名人ではない。",
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If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.