See たこつぼ in All languages combined, or Wiktionary
{ "categories": [ { "kind": "other", "name": "日本語", "parents": [], "source": "w" }, { "kind": "other", "name": "日本語 名詞", "parents": [], "source": "w" }, { "kind": "other", "name": "日本語 季語 夏", "parents": [], "source": "w" } ], "derived": [ { "word": "たこつぼ型心筋症" }, { "word": "タコツボ文化" } ], "forms": [ { "form": "蛸壺", "tags": [ "kanji" ] } ], "lang": "日本語", "lang_code": "ja", "pos": "noun", "pos_title": "名詞", "senses": [ { "examples": [ { "ref": "――柳宗悦 (1943年). “図書カード:手仕事の日本”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "ruby": [ [ "大原窯", "おおはらがま" ], [ "釉", "くすり" ], [ "焙烙", "ほうろく" ], [ "蛸壺", "たこつぼ" ] ], "text": "浅口郡に大原窯があって、釉のない瓦焼で、土瓶とか焙烙とか土鍋とか蛸壺とかを作ります。" }, { "ref": "――中谷宇吉郎 (1946年). “図書カード:八月三日の夢”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "「蛸壺やはかなき夢を夏の月」という芭蕉の句は、私の一番好きな句の一つである。" } ], "glosses": [ "タコ漁のための漁具。穴に潜む習性を持つタコを獲るために海底に沈める素焼きの壺。または、それを用いた漁業。夏の季語。" ], "id": "ja-たこつぼ-ja-noun-dujwusIm" }, { "examples": [ { "ref": "――坂口安吾 (1947年). “図書カード:わが戦争に対処せる工夫の数々”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "私は防空壕には困らなかつた。始めコンクリートの池を改造して防空壕をつくつたが、そのうちドラム缶をもらひ、蛸壺壕をつくつた。" }, { "ref": "――梅崎春生 (1947年). “図書カード:日の果て”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "ruby": [ [ "扼", "やく" ], [ "蛸壺", "たこつぼ" ] ], "text": "北口を扼する一箇大隊の将兵は、昼間は個々の蛸壺に身をひそめ、身体をかがめて自らの口を充たすべき籾を搗き、夜に入れば初めて地上に出て戦った。" } ], "glosses": [ "人一人が入ることができる程度の大きさの塹壕。蛸壺壕。" ], "id": "ja-たこつぼ-ja-noun-X-R-zGZb" }, { "examples": [ { "ref": "――宮本百合子 (1950年). “図書カード:心に疼く欲求がある”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "現代文学の方法が、そのようなタコ壺にはまったとき、われわれの心には五年間の寛容について、責任をかえりみるこころもちがわいて来ている。" }, { "ref": "――富田倫生 (1997年). “図書カード:本の未来”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "『パソコン創世記』というたこつぼからようやく抜け出した私は、この年の春頃からボイジャーサロンを覗くようになります。" } ], "glosses": [ "自分一人や少数の仲間内で狭い世界に閉じこもり、外部に目を向けず、外部の影響や反応を気に留めないことのたとえ。" ], "id": "ja-たこつぼ-ja-noun-pST3MEUk" } ], "word": "たこつぼ" }
{ "categories": [ "日本語", "日本語 名詞", "日本語 季語 夏" ], "derived": [ { "word": "たこつぼ型心筋症" }, { "word": "タコツボ文化" } ], "forms": [ { "form": "蛸壺", "tags": [ "kanji" ] } ], "lang": "日本語", "lang_code": "ja", "pos": "noun", "pos_title": "名詞", "senses": [ { "examples": [ { "ref": "――柳宗悦 (1943年). “図書カード:手仕事の日本”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "ruby": [ [ "大原窯", "おおはらがま" ], [ "釉", "くすり" ], [ "焙烙", "ほうろく" ], [ "蛸壺", "たこつぼ" ] ], "text": "浅口郡に大原窯があって、釉のない瓦焼で、土瓶とか焙烙とか土鍋とか蛸壺とかを作ります。" }, { "ref": "――中谷宇吉郎 (1946年). “図書カード:八月三日の夢”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "「蛸壺やはかなき夢を夏の月」という芭蕉の句は、私の一番好きな句の一つである。" } ], "glosses": [ "タコ漁のための漁具。穴に潜む習性を持つタコを獲るために海底に沈める素焼きの壺。または、それを用いた漁業。夏の季語。" ] }, { "examples": [ { "ref": "――坂口安吾 (1947年). “図書カード:わが戦争に対処せる工夫の数々”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "私は防空壕には困らなかつた。始めコンクリートの池を改造して防空壕をつくつたが、そのうちドラム缶をもらひ、蛸壺壕をつくつた。" }, { "ref": "――梅崎春生 (1947年). “図書カード:日の果て”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "ruby": [ [ "扼", "やく" ], [ "蛸壺", "たこつぼ" ] ], "text": "北口を扼する一箇大隊の将兵は、昼間は個々の蛸壺に身をひそめ、身体をかがめて自らの口を充たすべき籾を搗き、夜に入れば初めて地上に出て戦った。" } ], "glosses": [ "人一人が入ることができる程度の大きさの塹壕。蛸壺壕。" ] }, { "examples": [ { "ref": "――宮本百合子 (1950年). “図書カード:心に疼く欲求がある”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "現代文学の方法が、そのようなタコ壺にはまったとき、われわれの心には五年間の寛容について、責任をかえりみるこころもちがわいて来ている。" }, { "ref": "――富田倫生 (1997年). “図書カード:本の未来”. 青空文庫. 2023年5月23日閲覧。", "text": "『パソコン創世記』というたこつぼからようやく抜け出した私は、この年の春頃からボイジャーサロンを覗くようになります。" } ], "glosses": [ "自分一人や少数の仲間内で狭い世界に閉じこもり、外部に目を向けず、外部の影響や反応を気に留めないことのたとえ。" ] } ], "word": "たこつぼ" }
Download raw JSONL data for たこつぼ meaning in 日本語 (2.8kB)
This page is a part of the kaikki.org machine-readable 日本語 dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2024-12-05 from the jawiktionary dump dated 2024-12-04 using wiktextract (7b9c5d7 and 0c3c9f6). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.
If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.