"託する" meaning in All languages combined

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Verb [日本語]

Forms: たくする
  1. 〔本来は自分がするべきことや大事なことの代行を〕人や何かに委ねる。 Tags: transitive
    Sense id: ja-託する-ja-verb-dO6L36Ii Categories (other): 日本語 他動詞
  2. 〔気持ちや意見を〕何かの表現に込める。代弁させる。 Tags: transitive
    Sense id: ja-託する-ja-verb-ewqaGyeQ Categories (other): 日本語 他動詞
  3. 〔大事な物を〕届けてもらうために誰かに預ける。 Tags: transitive
    Sense id: ja-託する-ja-verb-9YnnbozQ Categories (other): 日本語 他動詞
The following are not (yet) sense-disambiguated
Related terms: 託す
Categories (other): 日本語, 日本語 動詞
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          "text": "お粂はその夫植松弓夫と共に木曾福島を出て東京京橋区鎗屋町というところに家を持っているからその方に二人の幼いものを託する、あのお粂ならきっと弟たちのめんどうを見てくれる、この半蔵の考えが宗太をよろこばせた。"
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          "text": "洋行も口にはいいやすいが、いざこれを実行する段になると、多年住みふるした家屋の仕末をはじめ、日々手に触れた家具や、嗜読の書をも売払わなければならない。それらの事は友人にでも託すればよいという人もあろうが、一生還って来ないつもりで出掛けるのに迷惑と面倒とを人にかけるのは心やましいわけである。"
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          "text": "また濫りに予の動くことは、巷間徒らに噂と新聞紙上を賑せて、そなたのためにあらぬ揣摩臆測を増させるのみであろう。よってすべてを、この書信に託する。この書信を、予と語るものと思われよ。"
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          "text": "ある田舎の駅舎で落合つて、一夜語り明して、『己はこれから波斯に行く……。もうロシアには帰つて来ない。死ぬか生きるかわからない』かう言つて、主人公はその持つてゐる『浴泉記』の原稿を友人に託する条は、殊に感慨無量で、何うしても、ロシアの文芸の産物であるといふ感を深くさせる。"
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