"いわれ" meaning in All languages combined

See いわれ on Wiktionary

Noun [日本語]

IPA: [iɰᵝa̠ɾe̞] Forms: 言われ, 謂れ 歴史的仮名遣い:いはれ
  1. いわれること、いうべき理由。
    Sense id: ja-いわれ-ja-noun-Bo~duVsh
  2. (話のタネに なりうる たぐいの、物事の)起こりや いきさつ(についての言い伝え)。由来。由緒。故事来歴。
    Sense id: ja-いわれ-ja-noun-WUuPsiLY
The following are not (yet) sense-disambiguated
{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 名詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 国際音声記号あり",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "etymology_texts": [
    "ワ行四段活用の動詞である「言ふ」の未然形である「言は」に、受け身の助動詞の連用形の「れ」が付いたものの名詞化。「言われる(に値するだけの)事」の意。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "言われ"
    },
    {
      "form": "謂れ 歴史的仮名遣い:いはれ"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "noun",
  "pos_title": "名詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(フランツ・カフカ原田義人訳 『変身』)",
          "text": "あなたもよくご存じのように、ほとんど一年じゅう店の外にいる旅廻りのセールスマンは、かげ口や偶然やいわれのない苦情の犠牲になりやすく、そうしたものを防ぐことはまったくできないんです。"
        },
        {
          "ref": "(高村光太郎 『詩について語らず ――編集子への手紙――』)",
          "text": "詩の講座のために詩について書いてくれというかねての依頼でしたが、今詩について一行も書けないような心的状態にあるので書かずに居たところ、編集子の一人が膝づめ談判に来られていささか閉口、なおも固辞したものの、結局その書けないといういわれを書くようにといわれてやむなく筆をとります。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "いわれること、いうべき理由。"
      ],
      "id": "ja-いわれ-ja-noun-Bo~duVsh"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(由緒)の無い寺」などと言うことは出来ない。",
          "text": "専ら、その物事に話のタネに なりうる たぐいの何らかの起こりや いきさつが「有る」場合に用いられることが多く、新しく出来た ばかりの寺を「言われ"
        },
        {
          "ref": "(小島烏水『梓川の上流』)",
          "ruby": [
            [
              "榾",
              "ほた"
            ],
            [
              "炙",
              "あぶ"
            ],
            [
              "墳",
              "はか"
            ],
            [
              "一伍一什",
              "ふしぶし"
            ],
            [
              "由緒",
              "いわれ"
            ],
            [
              "方法",
              "やりかた"
            ]
          ],
          "text": "囲炉裏に榾をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを炙りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の墳で、と右の一伍一什をうろ覚えのままに話す、役人は、そんな由緒のあるものと知ったら、何とか方法もあったものをと口惜しそうな顔をした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(話のタネに なりうる たぐいの、物事の)起こりや いきさつ(についての言い伝え)。由来。由緒。故事来歴。"
      ],
      "id": "ja-いわれ-ja-noun-WUuPsiLY"
    }
  ],
  "sounds": [
    {
      "form": "いわれ",
      "raw_tags": [
        "東京式"
      ],
      "roman": "[ìwáré]",
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    },
    {
      "ipa": "[iɰᵝa̠ɾe̞]"
    },
    {
      "form": "いわれ",
      "raw_tags": [
        "京阪式"
      ],
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    }
  ],
  "word": "いわれ"
}
{
  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 名詞",
    "日本語 国際音声記号あり"
  ],
  "etymology_texts": [
    "ワ行四段活用の動詞である「言ふ」の未然形である「言は」に、受け身の助動詞の連用形の「れ」が付いたものの名詞化。「言われる(に値するだけの)事」の意。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "言われ"
    },
    {
      "form": "謂れ 歴史的仮名遣い:いはれ"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "noun",
  "pos_title": "名詞",
  "senses": [
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(フランツ・カフカ原田義人訳 『変身』)",
          "text": "あなたもよくご存じのように、ほとんど一年じゅう店の外にいる旅廻りのセールスマンは、かげ口や偶然やいわれのない苦情の犠牲になりやすく、そうしたものを防ぐことはまったくできないんです。"
        },
        {
          "ref": "(高村光太郎 『詩について語らず ――編集子への手紙――』)",
          "text": "詩の講座のために詩について書いてくれというかねての依頼でしたが、今詩について一行も書けないような心的状態にあるので書かずに居たところ、編集子の一人が膝づめ談判に来られていささか閉口、なおも固辞したものの、結局その書けないといういわれを書くようにといわれてやむなく筆をとります。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "いわれること、いうべき理由。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "(由緒)の無い寺」などと言うことは出来ない。",
          "text": "専ら、その物事に話のタネに なりうる たぐいの何らかの起こりや いきさつが「有る」場合に用いられることが多く、新しく出来た ばかりの寺を「言われ"
        },
        {
          "ref": "(小島烏水『梓川の上流』)",
          "ruby": [
            [
              "榾",
              "ほた"
            ],
            [
              "炙",
              "あぶ"
            ],
            [
              "墳",
              "はか"
            ],
            [
              "一伍一什",
              "ふしぶし"
            ],
            [
              "由緒",
              "いわれ"
            ],
            [
              "方法",
              "やりかた"
            ]
          ],
          "text": "囲炉裏に榾をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを炙りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の墳で、と右の一伍一什をうろ覚えのままに話す、役人は、そんな由緒のあるものと知ったら、何とか方法もあったものをと口惜しそうな顔をした。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "(話のタネに なりうる たぐいの、物事の)起こりや いきさつ(についての言い伝え)。由来。由緒。故事来歴。"
      ]
    }
  ],
  "sounds": [
    {
      "form": "いわれ",
      "raw_tags": [
        "東京式"
      ],
      "roman": "[ìwáré]",
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    },
    {
      "ipa": "[iɰᵝa̠ɾe̞]"
    },
    {
      "form": "いわれ",
      "raw_tags": [
        "京阪式"
      ],
      "tags": [
        "Heiban"
      ]
    }
  ],
  "word": "いわれ"
}

Download raw JSONL data for いわれ meaning in All languages combined (2.7kB)


This page is a part of the kaikki.org machine-readable All languages combined dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2025-02-02 from the jawiktionary dump dated 2025-01-20 using wiktextract (05fdf6b and 9dbd323). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.

If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.