"一人前" meaning in 日本語

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          "text": "役人さんが初めここへ一人でいらつしやいましたときに、夕飯を一人前用意しといてくれと云つて、それから氷屋へ湖を渡つて行かれましたのに"
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          "text": "そして、小さな女中にいいつける。「じゃあ、もう一人前お茶わんがいるよ」"
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          "ref": "（古川緑波「食べたり君よ」）〔1959年〕 青空文庫（2011年12月1日作成）（底本：「ロッパの悲食記」ちくま文庫、筑摩書房、2007年9月5日第3刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52329_46581.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "然し、エーワンの料理は、その頃にして、一人前五円以上かかるらしいので、到底その後、自前で食いに行くことは出来なかった。"
        }
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        "一人が一回の飲食で食べたり飲んだりするのに適切と考えられる量の食べ物や飲み物。それらを入れるのに適した食器。一人分の食べ物、飲み物、食器。"
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          "text": "たとえば家を建てる大工職など小僧の時代から七八年修業しなければ一人前の大工になれないのが普通だが、そういう人が最近ほとんどいなくなったそうだ。"
        },
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          "ref": "（柳田国男「こども風土記」）〔1941年〕 青空文庫（2012年12月26日作成）（底本：「こども風土記・母の手毬歌」岩波文庫、岩波書店、2009年7月9日第12刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/53809_49722.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "十五は昔から男が一人前になる年であったが、若い衆の資格が追い追いとむつかしくなっても、実際はまだ何年間かの準備期間が必要であった。"
        },
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          "ref": "（菊池寛「青木の出京」）〔1941年〕 青空文庫（1999年1月6日公開、2005年10月17日修正）（底本：「菊池寛　短篇と戯曲」文芸春秋、1988年3月25日第1刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/485_19845.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "君は見たところ、立派な体格を持っているのだから、心を入れかえて奮闘さえすれば、一人前の人間に成れぬことはない。"
        },
        {
          "ref": "（山浦貫一「老人退場説」）〔1953年〕 青空文庫（2018年1月1日作成）（底本：「文藝春秋　昭和二十八年十一月號」文藝春秋新社、1953年11月1日発行）https://www.aozora.gr.jp/cards/001949/files/58687_63638.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "昔は、十代で一人前の仕事をした。今ではティンエイジャーと稱して親や社會の厄介になつている。"
        }
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        "積極的な助力がなくてもするべきことをできるような、成熟した技量や人格を持つ人間。一丁前。"
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          "text": "そこから自動車（乘り合ひ、一人前四圓）で五里半の道を四十五六分で鹽原の福渡りと云ふ温泉場へ來た。"
        },
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          "ref": "（小山清「夕張の宿」）〔1952年〕 青空文庫（2017年8月25日作成）（底本：「落穂拾い・犬の生活」ちくま文庫、筑摩書房、2013年3月10日第1刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/001867/files/58065_62551.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "十四五ぐらいの幼さで、まだ一人前に成熟していない、蚊細い肢体をしている見習に、ひどく職業的なものを感じたのである。"
        },
        {
          "ref": "（折口信夫「石の信仰とさえの神と」） 青空文庫（2017年8月25日作成）（底本：「日本の名随筆88　石」作品社、1990年2月25日第1刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/58168_62546.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "琉球では、家々の墓とは別に離して、「わらびばか」（童墓）を作ってある。共同墓地みたいなもので、つまり、一人前にならずに死んだものの墓ということになる。"
        },
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          "ref": "（海野十三「人造人間事件」）〔1936年〕 青空文庫（2005年5月6日作成）（底本：「海野十三全集　第5巻　浮かぶ飛行島」三一書房、1989年4月15日第1版第1刷）https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3522_18463.html 2019年12月7日参照。",
          "text": "「皆さんはまさか、こんな鋼鉄機械が一人前の霊魂を持っていると決議なさるわけじゃありますまいネ」と、帆村が横合から口を出した。"
        }
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        "年齢や肉体が大人あるいは大人と見なせるような人間。一丁前。"
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          "text": "琉球では、家々の墓とは別に離して、「わらびばか」（童墓）を作ってある。共同墓地みたいなもので、つまり、一人前にならずに死んだものの墓ということになる。"
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