"ももんが" meaning in 日本語

See ももんが in All languages combined, or Wiktionary

Noun

Forms: 摸摸具和。鼯鼠〈むささびと同じ用字〉。野衾⁽ʷᵖ⁾
  1. [分類学(広義)](モモンガ〈片仮名表記限定〉) ネズミ目(齧歯目)リス科ムササビ亜科に分類される、モモンガ属とその近縁種の総称。飛膜で滑翔する植物食性小型哺乳類の一種。同亜科に属する大型グループであるムササビ類と似ているが、体長は約15~20cmと遥かに小さい。
    Sense id: ja-ももんが-ja-noun-bI74N6sP
  2. [分類学(狭義)]( 同 上 ) 1のうち、日本在来種、すなわち、ニホンモモンガのみを指す。
    Sense id: ja-ももんが-ja-noun-sJn1O5nI
  3. [一般](表記に規定なし) 語義1もしくは語義2に相当する動物の、分類学に依らない日本語名称。古くは「ももんがあ」「ももんがー」などと言った。
    Sense id: ja-ももんが-ja-noun-BEaImpHu
The following are not (yet) sense-disambiguated
Translations: Flughörnchen [neuter] (ドイツ語), Gleithörnchen [neuter] (ドイツ語), 鼯鼠 [Traditional Chinese] (中国語), 鼯鼠 [Simplified Chinese] (中国語), 날다람쥐 (朝鮮語), flying squirrel (英語)
Categories (other): 日本語, 日本語 名詞
{
  "categories": [
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語",
      "parents": [],
      "source": "w"
    },
    {
      "kind": "other",
      "name": "日本語 名詞",
      "parents": [],
      "source": "w"
    }
  ],
  "etymology_texts": [
    "平安時代⁽ʷᵖ⁾にはムササビと区別されておらず、「モミ」とも呼ばれていた。これが転訛して「モモ」となり、そこに鳴き声の「グヮ」が加わって江戸時代に「モモングヮ(『摸摸具和』)」という語形が生まれ、「モモングヮー」「モモンガー」を経て、最終的に「モモンガ」になったと推測されている。因みに、「モミ」から音変化した「モモ」や「モマ」は今も日本各地に方言として残っているが、モモンガの意味で使用する地域は少なく、多くはムササビや化け物の意味で使用されている(むささび・もま事件参照)。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "摸摸具和。鼯鼠〈むささびと同じ用字〉。野衾⁽ʷᵖ⁾"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "noun",
  "pos_title": "名詞",
  "senses": [
    {
      "glosses": [
        "[分類学(広義)](モモンガ〈片仮名表記限定〉) ネズミ目(齧歯目)リス科ムササビ亜科に分類される、モモンガ属とその近縁種の総称。飛膜で滑翔する植物食性小型哺乳類の一種。同亜科に属する大型グループであるムササビ類と似ているが、体長は約15~20cmと遥かに小さい。"
      ],
      "id": "ja-ももんが-ja-noun-bI74N6sP"
    },
    {
      "glosses": [
        "[分類学(狭義)]( 同 上 ) 1のうち、日本在来種、すなわち、ニホンモモンガのみを指す。"
      ],
      "id": "ja-ももんが-ja-noun-sJn1O5nI"
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "自然科学の普及以前には、ムササビともども正体不明の妖怪と変わりない認識があり、江戸時代から明治時代にかけては様々な文献で裏付けられる(■右の画像も参照のこと)。",
          "ruby": [
            [
              "香具師",
              "やし"
            ]
          ],
          "text": "「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被りの、香具師の、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云うがいい」(夏目漱石『坊ちゃん』)"
        },
        {
          "ref": "自然科学の普及以前には、ムササビともども正体不明の妖怪と変わりない認識があり、江戸時代から明治時代にかけては様々な文献で裏付けられる(■右の画像も参照のこと)。",
          "text": "「皮ばかりで中味のない方がいいくらいなものかな。やっぱり、金があり過ぎて、退屈だと、そんな真似がしたくなるんだね。馬鹿に金を持たせると大概桀紂になりたがるんだろう。僕のような有徳の君子は貧乏だし、彼らのような愚劣な輩は、人を苦しめるために金銭を使っているし、困った世の中だなあ。いっそ、どうだい、そう云う、ももんがあを十把一とからげにして、阿蘇の噴火口から真逆様に地獄の下へ落しちまったら」(夏目漱石『二百十日』)"
        }
      ],
      "glosses": [
        "[一般](表記に規定なし) 語義1もしくは語義2に相当する動物の、分類学に依らない日本語名称。古くは「ももんがあ」「ももんがー」などと言った。"
      ],
      "id": "ja-ももんが-ja-noun-BEaImpHu"
    }
  ],
  "translations": [
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "word": "flying squirrel"
    },
    {
      "lang": "中国語",
      "lang_code": "zh",
      "tags": [
        "Traditional Chinese"
      ],
      "word": "鼯鼠"
    },
    {
      "lang": "中国語",
      "lang_code": "zh",
      "tags": [
        "Simplified Chinese"
      ],
      "word": "鼯鼠"
    },
    {
      "lang": "朝鮮語",
      "lang_code": "ko",
      "word": "날다람쥐"
    },
    {
      "lang": "ドイツ語",
      "lang_code": "de",
      "tags": [
        "neuter"
      ],
      "word": "Flughörnchen"
    },
    {
      "lang": "ドイツ語",
      "lang_code": "de",
      "tags": [
        "neuter"
      ],
      "word": "Gleithörnchen"
    }
  ],
  "word": "ももんが"
}
{
  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 名詞"
  ],
  "etymology_texts": [
    "平安時代⁽ʷᵖ⁾にはムササビと区別されておらず、「モミ」とも呼ばれていた。これが転訛して「モモ」となり、そこに鳴き声の「グヮ」が加わって江戸時代に「モモングヮ(『摸摸具和』)」という語形が生まれ、「モモングヮー」「モモンガー」を経て、最終的に「モモンガ」になったと推測されている。因みに、「モミ」から音変化した「モモ」や「モマ」は今も日本各地に方言として残っているが、モモンガの意味で使用する地域は少なく、多くはムササビや化け物の意味で使用されている(むささび・もま事件参照)。"
  ],
  "forms": [
    {
      "form": "摸摸具和。鼯鼠〈むささびと同じ用字〉。野衾⁽ʷᵖ⁾"
    }
  ],
  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
  "pos": "noun",
  "pos_title": "名詞",
  "senses": [
    {
      "glosses": [
        "[分類学(広義)](モモンガ〈片仮名表記限定〉) ネズミ目(齧歯目)リス科ムササビ亜科に分類される、モモンガ属とその近縁種の総称。飛膜で滑翔する植物食性小型哺乳類の一種。同亜科に属する大型グループであるムササビ類と似ているが、体長は約15~20cmと遥かに小さい。"
      ]
    },
    {
      "glosses": [
        "[分類学(狭義)]( 同 上 ) 1のうち、日本在来種、すなわち、ニホンモモンガのみを指す。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "ref": "自然科学の普及以前には、ムササビともども正体不明の妖怪と変わりない認識があり、江戸時代から明治時代にかけては様々な文献で裏付けられる(■右の画像も参照のこと)。",
          "ruby": [
            [
              "香具師",
              "やし"
            ]
          ],
          "text": "「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被りの、香具師の、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云うがいい」(夏目漱石『坊ちゃん』)"
        },
        {
          "ref": "自然科学の普及以前には、ムササビともども正体不明の妖怪と変わりない認識があり、江戸時代から明治時代にかけては様々な文献で裏付けられる(■右の画像も参照のこと)。",
          "text": "「皮ばかりで中味のない方がいいくらいなものかな。やっぱり、金があり過ぎて、退屈だと、そんな真似がしたくなるんだね。馬鹿に金を持たせると大概桀紂になりたがるんだろう。僕のような有徳の君子は貧乏だし、彼らのような愚劣な輩は、人を苦しめるために金銭を使っているし、困った世の中だなあ。いっそ、どうだい、そう云う、ももんがあを十把一とからげにして、阿蘇の噴火口から真逆様に地獄の下へ落しちまったら」(夏目漱石『二百十日』)"
        }
      ],
      "glosses": [
        "[一般](表記に規定なし) 語義1もしくは語義2に相当する動物の、分類学に依らない日本語名称。古くは「ももんがあ」「ももんがー」などと言った。"
      ]
    }
  ],
  "translations": [
    {
      "lang": "英語",
      "lang_code": "en",
      "word": "flying squirrel"
    },
    {
      "lang": "中国語",
      "lang_code": "zh",
      "tags": [
        "Traditional Chinese"
      ],
      "word": "鼯鼠"
    },
    {
      "lang": "中国語",
      "lang_code": "zh",
      "tags": [
        "Simplified Chinese"
      ],
      "word": "鼯鼠"
    },
    {
      "lang": "朝鮮語",
      "lang_code": "ko",
      "word": "날다람쥐"
    },
    {
      "lang": "ドイツ語",
      "lang_code": "de",
      "tags": [
        "neuter"
      ],
      "word": "Flughörnchen"
    },
    {
      "lang": "ドイツ語",
      "lang_code": "de",
      "tags": [
        "neuter"
      ],
      "word": "Gleithörnchen"
    }
  ],
  "word": "ももんが"
}

Download raw JSONL data for ももんが meaning in 日本語 (3.6kB)


This page is a part of the kaikki.org machine-readable 日本語 dictionary. This dictionary is based on structured data extracted on 2024-12-01 from the jawiktionary dump dated 2024-11-21 using wiktextract (95d2be1 and 64224ec). The data shown on this site has been post-processed and various details (e.g., extra categories) removed, some information disambiguated, and additional data merged from other sources. See the raw data download page for the unprocessed wiktextract data.

If you use this data in academic research, please cite Tatu Ylonen: Wiktextract: Wiktionary as Machine-Readable Structured Data, Proceedings of the 13th Conference on Language Resources and Evaluation (LREC), pp. 1317-1325, Marseille, 20-25 June 2022. Linking to the relevant page(s) under https://kaikki.org would also be greatly appreciated.