"すぎ" meaning in 日本語

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Noun

IPA: [sɨᵝɡʲi] Forms: [kanji], 椙 [kanji]
  1. ヒノキ科(スギ科)の針葉樹。普通は日本固有種の Cryptomeria japonica を指す。まっすぐに成長する高木で、加工しやすく、用材として有用であるため、山地に植林される。(「杉の花」や「杉の花粉」は晩春(清明〔4月5日ごろ〕から立夏の前の日〔5月5日ごろ〕まで)の、「杉落ち葉」が初夏(立夏〔5月6日ごろ〕から芒種の前の日〔6月5日〕ごろ)の、そして「杉の実」が晩秋(寒露〔10月8日ごろ〕から立冬の前の日〔11月7日ごろ〕)の、それぞれ季語とされている)。
    Sense id: ja-すぎ-ja-noun-eZCEQaQc Categories (other): 日本語 木
  2. 家紋の一つ。語義2を図案化したもの。
    Sense id: ja-すぎ-ja-noun-QxSSzVkf
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Translations: kryptomeria [feminine] (ポーランド語), szydlica [feminine] (ポーランド語), 삼나무 (朝鮮語), cryptomeria (英語)

Noun

Forms: 須義
  1. 硬骨魚綱スズキ目スギ科スギ属に属する魚の一種。学名:Rachycentron canadum。
    Sense id: ja-すぎ-ja-noun-8wIetjQL Categories (other): 日本語 魚 Topics: fish
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Translations: cobia (英語)

Suffix

Forms: インターネットスラングでは杉
  1. 時刻や時期を表す語について、それを少し経過した時刻や時期を表す。
    Sense id: ja-すぎ-ja-suffix-9z5iZ5bL
  2. 年齢を表す語について、それを少し上回る年齢を表す。
    Sense id: ja-すぎ-ja-suffix-3B9wHgJj
  3. 動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹に付いて、許容の限度を越えているさまを表す。
    Sense id: ja-すぎ-ja-suffix-r8SyvDv6
  4. 形容詞・形容動詞の語幹について、程度が非常に高くて、好ましいさまを表す。 Tags: slang
    Sense id: ja-すぎ-ja-suffix-RBbS2nyH Categories (other): 日本語 俗語
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Categories (other): 日本語, 日本語 接尾辞

Verb

  1. 「すぎる」の未然形。
    Sense id: ja-すぎ-ja-verb-GJwkk9kN
  2. 「すぎる」の連用形。
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Inflected forms

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    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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  "categories": [
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    "日本語 名詞",
    "日本語 国際音声記号あり",
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  "etymology_texts": [
    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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        "日本語 木"
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      "glosses": [
        "ヒノキ科(スギ科)の針葉樹。普通は日本固有種の Cryptomeria japonica を指す。まっすぐに成長する高木で、加工しやすく、用材として有用であるため、山地に植林される。(「杉の花」や「杉の花粉」は晩春(清明〔4月5日ごろ〕から立夏の前の日〔5月5日ごろ〕まで)の、「杉落ち葉」が初夏(立夏〔5月6日ごろ〕から芒種の前の日〔6月5日〕ごろ)の、そして「杉の実」が晩秋(寒露〔10月8日ごろ〕から立冬の前の日〔11月7日ごろ〕)の、それぞれ季語とされている)。"
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        "木"
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        "家紋の一つ。語義2を図案化したもの。"
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        "feminine"
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}

{
  "etymology_texts": [
    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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    {
      "form": "須義"
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    {
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        "日本語 魚"
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        "硬骨魚綱スズキ目スギ科スギ属に属する魚の一種。学名:Rachycentron canadum。"
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      ]
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  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 接尾辞"
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  "etymology_texts": [
    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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  "forms": [
    {
      "form": "インターネットスラングでは杉"
    }
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  "lang": "日本語",
  "lang_code": "ja",
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  "pos_title": "接尾辞",
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          "text": "9時半すぎに戻ってきた。"
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          "text": "連休すぎから仕事が忙しくなった。"
        }
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        "時刻や時期を表す語について、それを少し経過した時刻や時期を表す。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "text": "その人は50すぎぐらいに見えた。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "年齢を表す語について、それを少し上回る年齢を表す。"
      ]
    },
    {
      "examples": [
        {
          "text": "それは言いすぎだ。"
        },
        {
          "text": "飲みすぎ、食べすぎに注意しましょう。"
        },
        {
          "text": "人が多すぎだ。"
        },
        {
          "text": "ちょっと早すぎだったかな。/早く着きすぎだったかな。"
        },
        {
          "text": "ここは静かすぎで怖いくらいだ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹に付いて、許容の限度を越えているさまを表す。"
      ]
    },
    {
      "categories": [
        "日本語 俗語"
      ],
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        {
          "text": "楽しすぎ。面白すぎ。便利すぎ。かわいすぎ。"
        }
      ],
      "glosses": [
        "形容詞・形容動詞の語幹について、程度が非常に高くて、好ましいさまを表す。"
      ],
      "tags": [
        "slang"
      ]
    }
  ],
  "tags": [
    "morpheme"
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  "word": "すぎ"
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{
  "categories": [
    "日本語",
    "日本語 動詞 活用形"
  ],
  "etymology_texts": [
    "「スクスクと生える(育つ・立つ)木」からという。京都地名研究会事務局長の綱本逸雄によると、近世・江戸時代終わりの国学者である谷川士清(ことすが)が著した『和訓栞(わくんのしおり)』(1777年~1887年刊行)には言わく、「直(スク)に生ふるもの(注、直ぐ成長する)故に名とするよし」うんぬんとあり、寺島良安の『和漢三才図会』(1712年成立)にも言わく、「杉すぎ、サン 和名須木と言う、心は直(スク)経る(注、すぐ時が経つ=成長早い)の木也」うんぬんと、また丸山林平の『上代語辞典』(明治書院、1967年刊行)にも言わく、「すくすくと立つ木の義」うんぬんとあるという。ほかに『大言海』(1932年~1935年刊行)にも言わく、「すぎ(杉榲) すくすくト生フル木、又、すくすくト立つ木ノ義、スギの木ト云フガ、成語ナ(ル)ベシ」うんぬんとあり、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)も「スクスク生える木の義。スギノ木が成語か」との旨を語源説の筆頭として挙げている。\nほかにも、幹が真っ直ぐ伸びることや 木の目が真っ直ぐなことなどから「すぐ(直)な木」とする説も少なくない。だが綱本逸雄は、「スギ」という言端(ことば)は、「須木、須疑、須岐」などの漢字表記で、いにしえ(古代)に書かれた古事記(ふることぶみ)や日本書紀・万葉集(奈良の古言〔ふること〕)・風土記・木簡・古辞書あるいは平安文学などに既に登場しているにも係(かか)わらず、「中古(平安時代)までスグの訓よみはなく中世以降である。古辞書『類聚名義抄』(観智院本)には、当然ながら『直』の訓みにスグはなく、『タタチニ』である。『万葉集』も『直』は頻出するが、『直(ただ)に逢はば』(二二五)とか、『あたへ』『じき』『まな』などで、『スグ』の訓みはない(正宗敦夫編『萬葉集総索引漢字篇』平凡社)」などと挙げつらっている。江戸時代中期の国学の大成者である本居宣長も『古事記伝』において言わく、「須疑(すぎ)は、直木(スグキ)するはわろし、直(ナホ)をすぐと云こと古にあらず」とし、『増補俚言集覧』(早くとも1797年よりあと、遅くとも1829年より前に成立)も言わく、「直木とするはわろし直(ナホ)のスグと云ことすへ(末)にあらすと云へり」うんぬんと、江戸時代中期の国学者である鹿持雅澄も『万葉集古義品物解』において言わく、「直木(すぐき)の意とする説はあたらず」うんぬんと説いているという。\nこれらの事から綱本逸雄は言わく、「『すくすくと立つ木』が妥当な見解だろう。(『牧野新日本植物図鑑』北隆館、一九六七)。古代には『すくすく』(ずんずん、どんどんの意)という擬態語はあった。『古事記』応神条に『楽浪道(さざなみぢ)を須久須久(すくすく)と我が往(い)ませばや』と載る。スクの語源はスクヤカ(健)の意である(『日本国語大辞典』小学館)。『広辞苑』は『すくすく 滞りなく進む、勢いよく成長するさま』……という。つまり、二語の結びつきが固定し決まった意味を表す『スギの木』は、『すくすく生える木』から古人が作り、後人によく引用される成語になった。縮約してスギ(キ)といったのであろう」うんぬんと説き明かしている。"
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  "lang": "日本語",
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  "pos_title": "動詞",
  "senses": [
    {
      "glosses": [
        "「すぎる」の未然形。"
      ]
    },
    {
      "glosses": [
        "「すぎる」の連用形。"
      ]
    }
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  "word": "すぎ"
}

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